新メニュー『フレンチトースト』できました!

できました!
エランズカフェ特製『フレンチトースト』です。

ほんとはもっと早くにお披露目したかったんですけど、ようやく納得のいくものになりました。

完成がすっごく嬉しいので、ちょっとお話させてください。

完成までの道のり

実はずっと前から温かいスイーツをメニューに加えたいと思っていました。口にいれた瞬間に心がホワってあったまるような、やさしい味わいで、特別な嬉しいスイーツ。

いろいろ考えて思いだしたのが、子どもの頃に大好きだったフレンチトーストでした。記憶の中にあるおいしさと嬉しさを、なんとか形にしたい!

でも、恥ずかしいんですが、これまでちゃんとフレンチトーストを作ったことがなかったんです。

食べ歩くことから

まずはあちこち食べ歩きました。
お洒落な今風カフェやフレンチトースト専門店など。

でも、なんだかイメージと違うんです。

見た目はいいけど中まで味がしみていなかったり、シナモンやメイプルシロップのかけすぎで味がわからなくなっていたり。フルーツをトッピングしすぎているものも、私が求めているフレンチトーストではありませんでした。

なによりちょっと高すぎだなと思う店がちらほら。だいたい一皿700~800円くらい、高いところだと2000円もするところがあって、ほっぺたが落ちる前に目玉が飛び出しそうでした。

お店それぞれにいろんな事情があるのは同業者として理解しているつもりですが、やっぱりフレンチトーストはよそ行きの高級スイーツではなく、もっと親しみのある存在であってほしいな、と思うんです。

コンセプト

そこでコンセプトは決まりました。

  • あったかい
  • 食べると幸せになる味と香り
  • 中まで味がしみている
  • トロトロだけどコシのあるやわらかさ
  • 季節のフルーツを添える
  • 提供時間は10分くらい
  • 十分満足できるボリュームで400円

このコンセプトが決まってから毎日試作を重ねたのですが、完成までこんなに苦労したのは初めてでした。

苦労話をたっぷり聞いていただきたいところですが、すごく長くなりそうなので今回は割愛します。

苦労話

と、言いながらひとつだけお話します。

フレンチトーストでもっとも大事な要素は、食感だと思います。

やわらかさを追求しすぎると中がドロドロになってしまうし、それを恐れると味がしみこまずパサつきます。この加減がとっても難しく、夜中に泣きそうになりながら試作と試食を繰り返しました。

その時にパッとひらめいたのが、シフォンケーキを使うアイデアでした。エランズカフェの『ふわふわシフォンケーキ』をベースにすれば、これまでにない理想的な食感のフレンチトーストができるんじゃないか?

卵をたっぷりつかったシフォンケーキがフレンチトーストにあわないわけがありません。興奮してレシピを練りなおしました。

そこからまたいくつも課題がでてきたのですが、苦労話はこのへんにしておきます。

つくり方と味わい

つくり方はともかく、味を言葉で説明することは難しくて苦手なのですが、少しでもイメージしていただけるようにがんばって書いてみますね。

つくり方

  1. シフォンケーキに卵と生クリームでつくったソースを、ハケで丁寧に塗ります。
  2. それをバターをたっぷり敷いたパイ皿にのせて、オーブントースターで数分間じっくり焼くと、店いっぱいに甘くて幸福な香りが漂います。
  3. 焼く前にかるくグラニュー糖をかけているので表面はカリっと香ばしく、中はフワッフワのとろっとろ。フォークできれるほどのやわらかさです。

味わい

豊かなコクが口の中に広がります。
ちゃんと甘いです。甘すぎることはないですが、”甘さ控えめ”にはしてません。なぜならフレンチトーストは自分へのご褒美なのですから。

半分くらい食べたら添えてある苺をどうぞ。
レモン汁に浸して低温でコンポートにした苺は、生の苺よりもずっと爽やかな甘酸っぱさで、まったりとした口の中をリフレッシュしてくれます。

後半はホイップした生クリームをたっぷりつけると、さらに豊かな味わいになります。

まとめ

フレンチトーストのレシピって、実はとってもシンプルなんです。どこにでもある材料ですし、特殊な技術も必要ありません。

でも手間がかかります。
ちょっとでもいい加減なことをすると、おいしくならないんです。

月並みな表現ですが、これは「愛」のスイーツだと思います。

コツは、食べる人の笑顔を想像しながら、手を抜かずていねいにつくることだけ。今回、フレンチトーストと向き合ってみて、スイーツってやっぱりいいなぁと感じました。

ぜひ一度、召し上がってみてくださいね。

フレンチトースト