カフェの本棚にどんな本を並べますか?

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寒い日が続きますね。こんな日はあったかい珈琲を飲みながら、好きな本のページをゆっくりめくるのにぴったりです。

というわけで、今回は本の話。
カフェの正しい過ごし方(?)の一つ、読書。お客様が読みたい本を持ってこられるのが一番ですが、本との新しい出会いも楽しいですよね。

カフェの本棚に置く本は、どんな基準で選んだらいいのでしょうか。

代表的なパターン

本棚に何が置いてあるかで、どんなお店なのかチラッと垣間見えてきます。

日常の延長型 ~新聞・週刊誌など~

名古屋発で急激に全国展開をしている「コメダ珈琲」さん、シロノワールやモーニングセットが人気だそうです。

コメダ珈琲さんの本棚には全国紙やスポーツ紙あわせて数種類の新聞と、週刊誌数冊がメインに置かれています。

コメダ珈琲さんは、地域の人の日常の一部になることを目指しているのだそうです。

コメダフランチャイズの特徴

“ご家庭の応接間やリビングのようにお客様の日常に溶け込むことにこだわっています。”

少し遅い朝食とその日一杯目の珈琲を、新聞片手にゆっくりといただく、豊かなライフスタイルですね。

店主の趣味型 ~専門誌など~

ジャズ喫茶に代表される、店主の趣味嗜好がはっきりと表現されたお店は、本棚にもその世界観が表れています。

ジャズ喫茶の本棚には、ジャズの専門雑誌や批評本、ミュージシャンの伝記などが所狭しと並べてあります。カフェオーナー、というより「マスター」さんとのおしゃべりは、もちろんジャズの話。

お客様はまるで受験勉強をするように真剣に読みふけったり、時々目を閉じて音楽に心を預けたり。。その姿をヒゲのマスターさんが優しい眼差しで見つめるお店、素敵です。

非日常型 ~写真集・カルチャー誌など~

エランズカフェは日常の慌ただしさから離れて、スッと「自分」に戻る場所になれたらいいな、と思っています。なので、本棚に置く本も、日常でも、店主である私の趣味でもない、ぼんやりと眺めるのにちょうどいい本をセレクトしています。

具体的には写真集や絵本、旅行記、詩集などです。
こういう本は、家事のたまっている自宅や、仕事をこなすこともある書斎などではなく、静かなカフェで読むのにちょうどいいと思います。

エランズカフェ的 本の選び方

具体的にはこんな基準で選んでいます。

広告が少ない

広告って、極めて日常的で世俗的ですよね。なかには美しい広告もありますが、訴えかけてくるメッセージはどれも「この商品を買いませんか!」です。珈琲を飲む時間くらいは、「マーケットのターゲット」から遠ざかりたいです。

政治的な話がない

政治もまた超現実的です。政治のことを考えたり、社会をよくするために政治参加することは大切だと思いますが、それは珈琲の前か後にしたいんです。

装丁が美しい

本を選ぶ時、装丁の美しさをとても大切にしています。表紙の美しい本が並んでいる本棚は、それだけで魅力的なインテリアになってくれます。額装すれば、そのまま作品になるような表紙の本が理想です。

何度も読める

読むたびに新しい発見がある本、自分の成長とともに違う角度で読める本がいいですね。「この本は10年後も大切に読めるかな」と自分に問いかけながら選びます。

読み終えた時に少しだけ元気がでる

これが一番大事です。
本をパタリと閉じた時、シャンと背筋が伸びる本、さっきまでの悩みがちょっとだけやわらぐ本、そんな本が非日常型のカフェには似合います。

まとめ

エランズカフェの本棚に並べる本は、2週間に一度くらい、数冊ずつ新しくしています。お気に入りの本屋さんは、池袋のジュンク堂本店と代官山蔦屋書店です。ネットで古書を取り寄せることもあります。どれもじっくり選んだ大好きな本です。ご来店の際には、チラッと本棚にも目を向けていただくと、ちょっと嬉しかったりします。

エランズカフェがおすすめする素敵な本、このブログでも時々紹介していきますね。