新作スイーツ『苺わらび餅』 期間限定です

入梅の便りが聞こえてくる季節になりました。

梅雨のシトシトふる雨を見ながら飲む珈琲が今から楽しみなのですが、ひとつ残念なことがあります。
私の大好きな苺の季節が、そろそろ終わってしまうのです。

今年は2月からシフォンケーキとフレンチトーストにたっぷりの苺を添えて提供してきました。おかげさまで大好評でした。

できることなら一年を通して苺を提供したいのですが、旬でない時期の苺を無理してお出しするわけにもいきません。

そこで名残りの苺を存分に楽しんでいただきたく、期間限定の苺スイーツを作りました。

新作『苺わらび餅』

手前味噌ですが、かなりの自信作です。

苺がたっぷり入っているのはもちろんのこと、美味しさの秘密はもう一つあります。
それは、『苺のエキス』を使っていることです。

天使の分け前『苺のエキス』

フレンチトーストとシフォンケーキに添えている苺は、フレッシュなレモン汁に砂糖を加えたもので低温コンポートにしています。

低温コンポートというのは、温めた砂糖水で果物にさっと火を通す技法です。
しっかり加熱するとジャムになり保存性は高まるのですが、風味が損なわれます。薄い砂糖水でかるく熱を加えることにより、香りとおいしさを閉じ込めることができます。

砂糖を加えるのは甘みをつけるためではなく、浸透圧をそろえることで苺のおいしさを逃さないようにするためです。
こうすることで、生の苺では合わせにくい珈琲との相性もグッと良くなります。

ここからが本題です。

低温コンポートにする際、苺のエキスがちょっとだけレモン汁にしみだします。これをペロリとなめてみると、びっくりするくらいおいしいのです。まさに苺そのものです。

去年はこの苺エキスを炭酸で割り、私が休憩用のドリンクとして飲んでいました。『天使の分け前』とよんでいました。根拠はありませんが、なんだか美容にも良さそうな気がします。

こんなにもおいしい苺エキスを私が独り占めしているのはちょっと罰当たりな気がして、今年はどうにかこれをスイーツに使えないかと、ずっと試行錯誤してきました。

しかし、なんといっても取れる量がごくわずかなんです。ケチケチ使っては、せっかくのおいしさが薄まってしまいます。かと言ってたくさん使うとあっという間になくなってしまいます。

すぐに商品化したい気持ちをぐっと抑えて少しずつためてきましたが、そろそろ苺の旬が終わるので満を持して提供することにしました。

どんなスイーツにするかいろいろ悩みましたが、去年の夏に好評だった『抹茶わらび餅』の技法をつかって、『苺わらび餅』に仕立てることにしました。

苺わらび餅のレシピ

レシピはごくシンプルです。

低温コンポートにした苺数粒に苺エキスで作ったわらび餅をかけて冷やします。かたすぎずやわらかすぎない「もっちり」とした食感です。

そこに寒天でゆるくかためたレモン汁をかけます。苺エキスが甘いので、味を引きしめるためです。これで甘酸っぱくなります。

そのうえに、ゼラチンでこれまたゆるく固めた生クリームをかけます。口どけを軽くするために牛乳も加えています。生クリームの油脂分が苺と珈琲の仲を取り持ってくれます。

味わいは、まさに凝縮された苺のおいしさそのものです。
口の中いっぱいに苺が広がります。

深煎りの『黒猫珈琲』とあわせてもおいしいですが、おすすめは浅煎りの『アメショコーヒー』です。抹茶とも相性バッチリです。

提供期間と価格

数量限定です。もったいぶるようで恐縮ですが、苺エキスの量が限られていることと、試作をくり返す過程で私がちょっと試食しすぎました。

提供期間は今日から来週なかごろまでの約一週間です。苺エキスがなくなり次第終了です。

価格は200円です。

名残りの苺をぜひ味わってください。